Google I/O 2011初日の雑感 #io2011 #google
今日のI/Oの基調講演はAndroidに終始していました。
ただ革新的な発表があったかというと比較的地味で、でも着実にAndroidのプラットフォームの成長っぷりをアピールしたという感でした。未来のコンピューティングを語ると言ってスポーツジムの自転車マシンとの連携を見せられた時はずいぶんと近い未来のの話をしてるなぁwという印象でしたが、汎用組込みOSとしての地位を確立しつつある事は確かでした。
サービスやソフトウェアで新しいものを感じさせるのは非常に難しくなってるなぁと思った反面、ハードデバイスとの連携ではAndroidが組込みソフトウェアのレベルを一気に押し上げ、画期的なデバイスが登場する予感を感じさせる雰囲気は十分に感じられました。
実際会場の展示ブースでもハードウェアとに連携ブースは面白いものが多く、ロボットや植物の状態を監視するデバイス、トレッドミルや楽器など、様々なものがAndroidと連携していて、いままでは、アイディアがあってもハードは敷居が高くて、なかなか実現するのが難しかったものが、小規模のスタートアップの会社でも実現可能な世界を作ったと意味でAndroidの功績は大きいと思います。
もともとGoogle I/Oは、革新的な発表をする場というよりは確実な技術の近未来をデベロッパにアピールする場だと思うので基調講演も十分な内容だったと思いますが、従来の基調講演では、こんななかなかアピールの難しい技術ネタでもなんか凄そう!という雰囲気を作ってデベロッパをワクワクさせてくれていたので、そういう意味では今年はちょっとネタが弱かった感は否めない感じではあります。
ちょっと意外だなと思ったのは、自分が比較的Androidには冷静になっていて、他の人はもっとAndroidノリノリなのかなと思っていたら、意外と自分と似たような感想を持ってる人が多かったのはビックリしました。
やはり参加者全体の雰囲気としてChrome/HTML5側への期待が高まってる感じはして、今日以上に明日の基調講演が楽しみです。
後は個人的にはAppEngine系は全く興味を失ってしまったというか冷めてしまったというか、クラウド側のアプリケーションフレームに関してはGoogleのアプローチは独占的すぎるというか依存度が高過ぎて、もともとAppEngineにどれくらい依存して良いのかが見極めきれずにいたのですが、先日のdrikin.tvでの@miyagawaが転職したDotCloudの話などを聞いていても、オープンな技術でAppEngineに劣らない環境が実現出来るとなるとAppEngine使わない方が汎用性もあるしいいよねという事になってくるので、ここら辺、今後Googleがどの様に対応してくるかは興味深いところではあります。
てか、AndroidはこれだけOpenをアピールしててクラウド側Cclose過ぎるアンバランスに非常に違和感を感じる今日この頃です。
あ、それと気のせいじゃ無いと思うのですが基調講演はめっちゃくちゃ人が一杯だったのに基調講演が終わったら3割くらい人が減った気がしましたw
セッション自体は比較的空いてるセッションが多かった気がするので、まぁ基調講演+お土産で十分元が取れるので満足して帰る人が多いとは思うけどそこら辺はWWDCとちょっと違う感じ。
技術がオープン=情報もオープンなのでセッションでしか得られない貴重な情報というのも少なくて、既知なネタが多いのも一因かなと。
以下に今日撮った写真から気になったものを列挙しておきます。
全ての写真はこちらから
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